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にのだん社会保険労務士事務所だより「たすき」令和8年2月号(No.75)
【①令和8年4月~健康保険被扶養者認定】
日本年金機構ホームページに昨年末「労働契約内容による年間収入が基準額未満である場合の被扶養者の認定における年間収入の取り扱いについて」という案内が掲載されました。
重要な部分は被扶養者の認定における年間収入について、令和8年4月1日以降は「労働条件通知書」等の労働契約内容が分かる書類に記載のある賃金から見込まれる年間収入が130万円未満・・・のところになります。
もともと健康保険の扶養認定の収入判断基準は、現時点の収入や将来の収入見込、過去の収入実績等を「総合的に判断する」という非常に曖昧な解釈で、年間収入見込が130万円未満であるかが個別で異なるリスクがあったと感じます。
例えば夫の就職に伴い、パート勤務の妻を健康保険の扶養に追加するか判断する場合、①A夫の会社担当者は「妻B子が残業する可能性があるのなら、その金額も収入見込に含まないといけない。それを加えると年間収入が130万円以上になりそうだから扶養追加手続きは出来ない」と判断。
②いっぽう、C夫の会社担当者は「妻D子が残業する可能性があるかもしれないが、絶対とは言えないので、仮定の残業代を含まなければ、年間収入が130万円未満になるため、扶養追加手続きを行う」と回答。①②のように解釈の違いで扶養に入れる人、入れない人の予見が難しいため、今までは扶養認定に不公平が発生していたかもしれません。
今回のルール変更は給与収入のみの対象者について、収入見込の判定を労働条件通知書等の記載内容から、明記されていない収入を含まず判断する方向性が示されています。扶養認定段階で見込んでいなかった臨時収入(突発的な残業)の結果、年間収入が130万円以上になるかも...と躊躇することを防ぐ「就業調整対策」が大きいと感じます。扶養認定基準について疑問や不明な点がございましたら、「にのだん社会保険労務士事務所」までまずはお気軽にご相談ください。
【②改めて感じた接客の温かみ】
現在、週1回ほど年金業務の手続きで市役所の窓口勤務に入る機会を頂いていますが、昨年末、市役所の近くにファストフード店がオープンしました。一人で食事するスペースもあるため、最近は利用する頻度も増えました。
先日、食事を終えて片づけようとしたら、女性スタッフさんが「こちらで片づけますよ」「今はお昼休みですか」と言ったので「はい。食べると眠たくなるので、昼寝しないよう気を付けますわ」と答えたら「お仕事頑張ってください」とさらに言われました。何気ない会話でしたが、店員さんとこんなに会話するのは久々で、何か心の中が温まる気持ちになりました。
私がかつて食品スーパーで勤務していた頃(20年程前)は、来店するお客さんとの会話はかなり多かったです。会社から売り込みをするよう言われたのも理由のひとつですが、お客さんに「いらっいしゃいませ」と声かけを行うことで始まる会話のキャッチボールが決して嫌いではありませんでした。
「にいちゃんおはよう」と言われ「昨日売切れになっていた〇〇今日は入荷していますよ」「今日から□□が安くなっていますよ」と答えるなど接客業は、まさしくお客さんと接することにより成り立つ業務であることを思い出しました。
現在は本当にさびしい限りですが、スーパーの売場で店員さんから「いらっしゃいませ」と言われることはほとんどなくなりました。目の前にお客さんがいることを気にしないというか、話かけられることがなければ、店員さんに商品の場所など聞きたいことがあっても声かけすら出来ない雰囲気を感じます。
かつて事務所だよりの中で、レジスタッフのあまりにも不愛想な接客に腹が立ち「ロボットからいらっしゃいませと言われるほうがましだ」と掲載したこともありましたが、コロナとかインフルエンザとか感染対策を理由に人と人が関わらないのはやはりさみしいです。先日とあるスーパーで人が対応するレジが2台のみ(うち1台は体の不自由な方専用のレジ)で残り10台近くが全てセルフレジ等の状況を見て、業務効率化の波に驚かざるを得ない気持ちになりました。店によって支払う機械が違う中で買い物にストレスを感じる人もいるだろうと思いました。
先月、脳梗塞で倒れた母が長期入院を経て施設に入所しましたが、病院を訪れると「見舞いに来る人が少なくてさみしいよ」と泣いていることがありましたが、私も母のことで最近は人と会話することが少なくなり心が疲れていたかもしれません。今回のように気軽に話かけて頂いた女性スタッフさんの心温まる接客に感謝します。
~最後までお読み頂きありがとうございました~